今日はとってもハッピーな気持ちになりました。久しぶりに友人と夕食に行こうということになり、6時ごろ友人をピックアップして、そこから車で10分程のところにあるリトル・クリーク・リゾートのレストランまで出かけました。ここはネイティブ・アメリカンのスクォシン族の人たちが経営しているホテルつきカジノです。ワシントン州では原則カジノは禁止ですが、ネイティブ・アメリカンの人たちはべつ。オリンピアの周りにはいくつかの居留地(リザベーション)があり、カジノがあります。カジノに併設されたレストランは大変美味しくて、値段が安い。そのため、博打をせずに食事のためだけにいく人が案外多いのです。レストランとしては穴場です。
余談です。ここからはだいぶ離れていますが、以前行ったジェームス・タウン(クララム族の人たちの町の名前)にあるシダー・カジノなど極めつけでした。セクイムという町に行く途中、昼ごはんを食べによったのですが、レストランはビュッフェ(バイキング)形式で、食べ放題一人7ドル50セント。案内してもらうのにレジの前で並んで待っていると後からおじさんに声をかけられました。「ここで食事するつもり?」と聞くではありませんか。え、食べたらあかんのかいな、と思いながら、そうだと答えると、それなら、「カジノの利用券(プリペイド方式)を20ドル出して買ったら、ここの食事代一人1ドル50セントになる」というのです。「僕らは博打はしないからええわ」と答えると、「いや、とりあえず買って、このレジで見せる。そして、1ドル50セントで食べてから、その利用券をカジノのコイン引換所に持っていったら、20ドル返してくれる。俺はいつもそうしてる」と教えてくれるではないですか。なんとも親切!おかげでデザートとコーヒーを含め、めいっぱい、腹いっぱい食べて1ドル50セントのお支払いでした。それ以来、「旅の食事はリザベーションで」と心に決めているしだいです。
話をもとに戻します。ハッピーになったのは、まず、ビールが美味しかったことです。(写真は左上) 今日は午後から庭の草むしりをやって疲れていたので、その後の一杯がなんと美味しかったことか。ビールの銘柄は、リトル・クリーク・エールで、地ビールです。続いてハッピーにしてくれたのが、クラムチャウダー。この辺りで採れるアサリを使ったチャウダーで、この味もなかなかのもの。友人は健康のためかサラダを取っていましたが。それについてきた黒パンがまた大きくて、中がやわらかく食べやすい。結構な味でした。そしてメインが、「心をこめて、ゆっくりとローストしたプライム・リブ」(とメニューに書いてある。)のレギュラーサイズです。(この上に、クインサイズ、キングサイズがあるけど恐ろしくて止めました。値段ではなく量に不安があったからです。結果は、レギュラーで正解でした。)厚みは2センチ以上、縦10センチ、横は15センチ以上はあろうかというプライム・リブのロースト。いや、これは今までに食べたロースト・ビーフの中でも最高の味のひとつ。やわらかくて、ジューシー。サワークリームにホースラディッシュを混ぜた薬味がとても合っていて美味しかったです。お値段ですか?これだけそろって、12ドル。ビール一杯が3ドル25セントでした。
今、日本の友人がメールしてきました。「蒸し暑いで!」とのこと。今日のオリンピアは日中が摂氏25度程度。9時ごろにレストランから出る時には、摂氏15度くらいになっていました。(オリンピアの夏場はだいたいこんな感じです。)湿気はないし、涼しいし、お腹は一杯だし、で今日は「ハッピー!」でした。