先週の金曜日、事務所のインターン二人と一緒にポート・タウンゼントとセクイムというオリンピック半島の北にある町へ出かけました。インターンたちはシアトルから西には行ったことがないというので、往きは少し遠回りをして、タコマ経由でナロー・ブリッジを渡り、海軍基地があるブレマートン経由でポールスボーまで行きました。ここまで車で約1時間半、コーヒータイムの時間です。ここはノールウェー人が移住して作った町で、その雰囲気が残るダウンタウンは歴史的町並みとして保存されています。3ブロックほどの通りですが、私の好きなチョコレートショップやパン屋、こじんまりとしたキャフェ、レストランなどがあります。こんなところでなら、一日中ぼんやりとして時を過ごすことが出来そうです。
でも、そんなわけにも行かないので出発。次はポート・ギャンブル。ここにはワシントン州内で一番古い木造ホテルが残っていて、他のいくつかの住宅とともに保存されています。1ブロックだけなのですが、それでもビクトリア様式の家の外観を保存しながら、アンティークショップや本屋などのショップが出来てきました。本当に小さいところですが、オリンピック半島を訪れる人の多くが足をとめるところです。
後は、フッド・キャナル・ブリッジを渡って、ポート・タウンゼントまで一気に走りました。ビクトリア様式の建物や住宅が今でも保存されているこの美しい町は、私の事務所の隣にあるワシントン州フィルムオフィスが盛んに映画撮影のロケ地としてプロモーションしている場所のひとつです。いままで、この町を舞台に色々な映画が撮影されています。主なものをあげますと、
1982年 『An Office and a Gentleman (邦題: 愛と青春の旅立ち)』 リチャード・ギア主演映画。Fort Worden、The Tides Inn、The Town Tavern などで撮影
1999年 『Snow Falling on Cedars (邦題:ヒマラヤ杉に降る雪)』イーサン・ホークと工藤夕貴が共演。 (ノースウェスト出身の作家デビッド・グターソン原作の同名小説の映画化)。ポート・タウンゼンドの古いフェリー乗り場などで撮影。
2001年 『Farewell to Harry』ギャレット・ベネットが撮影。(ベインブリッジ島出身の作家・監督。彼の祖父母がポート・タウンゼンドで育った。)
2002年 『Enough』 ジェニファー・ロペスとビリー・キャンベルが共演。ポート・タウンゼンドのWater Street でのカーチェースや、ロペスがメモリアル・フィールドでジョギングをするシーンなどが撮影された。
昼食は、Kaoriさんがやっているソバのお店、「花園」で食べました。彼女は空港まで人を送って行っていて会えませんでしたが。私はKaoriさん手作りのチャーシューが入った醤油ラーメン、インターンたちはチャンポン麺。本当は醤油ラーメンを注文したのに、間違えられました。でも美味しかったそうです。
その後、前の市長で今はPeninsula Collegeの理事をやっているJulieとPort Townsend市に勤めているCatherineに会って、頼まれていた大学提携の相手先や花の輸出方法などの話をしました。場所は、Julieがご主人とやっているElevated Ice Cream Shop。もちろん、アイスクリームをほお張りながら.....。
続いて行ったのは隣町のSequim。途中の休憩は、ディスカバリー・ベイにあるDiscovery Bay Railroad Park(2008.2.1のブログを見てください)でカフェラテを。
この日は、Jardin de Soleil というラベンダーショップを訪問しました。その後、兵庫県の宍粟市が寄贈した日本庭園を見学し、早めの夕食にGalare Thai Restaurantで、その名のとおりタイ料理を食べました。この店は、ハリウッドスターも姿を見せるという噂がある店で、密かに期待したのですが、スターらしき人は店内に見当たりませんでした。 後は、ベンブリッジ・アイランドまで一気に走り、フェリーに乗ってシアトルへ帰りました。
英語力を少しでもアップしたいという希望もあり、この日は一日中、みんなが英語で通しました。町の説明や仕事の話はともかく、恋愛論や日本のタレントの話を英語でするのはなかなか骨の折れるものだと改めて分かりました。私はラグビーをやっていたので、ESSなどの活動は知らないのですが、何だかクラブで特訓されているようでした。でも、楽しかったし、ほんと、いい勉強になりました。どうもありがとう。
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