Tuesday, July 15, 2008

宝塚北高校の学生達

 今朝は5時半起床、6時半自宅を出ました。というのも、宝塚北高校の、インターナショナル・サイエンス・スタディーという特別クラスの学生たち40名がワシントン大学や色々な施設で勉強する第一日目で、最初の講義を頼まれていたからです。


 アメリカ人は早起きで、仕事も早くから始めます(そして、早く家に帰ります)。だから、シアトルへ入る高速道路のピークは、6時から8時頃になります。この時間帯にシアトル市内をこえて、その北にあるワシントン大学に行くためには、オリンピアからだと2時間から2時間半は覚悟しなければなりません。夜、車がすいている時は、1時間しかかからない(ちょうど100キロですから)のに....9時までにいかなければならないので、2時間半を見て家を出たわけです。

 今日は、2時間でユニバーシティ・ディストリクトに着きました。少し時間があったので、この辺りでは一番美味しいと私が信じている、”Cafe Allegro"(Seattle's Original Espresso Bar, Since 1975)というお店で、ショート・ラテを飲みました。

 学生達に対する90分の講義は、昨年は日本語だったのですが、今年は英語でやるように頼まれました。私に与えられたテーマは、「ワシントン州の概況」(地勢、気候、産業、政治など)というものでした。下が準備した話の項目です。


General Description on Washington State
at Condon Hall, Room 139, University of Washington
on July 15, 2008

1. Geographic Overview
① Area
② Topographic Features
* Western Washington and Eastern Washington
* Latitude and Longitude
③ Climate
*West and East
*Atmospheric Temperature (in Seattle)
④ Population
*Total Population
*Big Cities
⑤ Population Composition
2. Industry
*Fortunate circle of industries….
Primary industry, secondary manufacturing, and tertiary industry...
What is next?
3. Agricultural Products
4. Others
① Government System
Governor, President of Senate and Secretary of State
Legislatures
② Education system
Elementary school, middle school, high school and higher education
③ Sister cities in Japan

 今回、宝塚北高校の学生達に会って驚いたことが2つありました。ひとつは、普通、語学などの海外研修や留学、あるいはインターンにやって来る学生達の8割から9割は女性です。しかし、今回の場合、40名の学生のうち、男性が28名、女性が12名でした。去年とは完全に男女比で逆転していました。これは、この学校だけの現象かも知れません。でも、ひょっとしたら、今の高校生から下の学生達は、英語の修得や海外体験が将来的に必要だということを認識し始めたからかも知れません。例えば、将来の大学への進学やそれに続く就職などを考えると、このような経験を早いうちからして、力をつけておく必要があると考え出しているのかも知れないということです。私には日本での雰囲気は分かりませんので、間違えているかも知れませんが。

 もうひとつは、今までの学生は、英語があまり分からないか、分かってもかなり引っ込み思案なところがありました。でも、今回英語で講義してみて、その内容のほとんどを彼らなりに理解していたと思いますし、ポイントではみんながノートを取っていたのにも感心しました。英語の講義が理解できるということですから。それに、講義に続く質問タイムでは5名の学生がみんな英語で質問しました。自分のしたい質問をメモしていた学生もいたようですが、それでも自分の言いたいことを英語で伝える能力を持っていることを実証したわけです。うれしくなりました。

 みんな頑張ってるんや!

 明日から5日間、ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学に久しぶりに出かけます。ピッツバーグの様子などもお話できればと思っています。

 明日もまた早いんで寝ます。

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