Sunday, October 19, 2008

お酒の売り込み



 先週、ポールスポー経由で、オリンピック半島の北にあるセクイムとポート・タウンゼントにお酒の売り込みに行ってきました。(写真上がポールボーの教会、下がポート・タウンゼントの民宿。「こういう所に泊まってゆっくりしてみたいなぁ」と来るたびに思いつつ、いつも日帰り)。

 私が関わっている仕事のひとつで、兵庫県のお酒を何とかアメリカ人に飲んでもらう工夫をしています。頑張っているのは、4つの蔵元の5銘柄。


 神戸酒心館(神戸)の「福寿」 http://www.shushinkan.co.jp/
 本田商店(姫路)の「龍力 神力」と「龍力 美酔香泉」 http://www.taturiki.com/
 泉勇之助商店(神戸)の「神戸の風」 http://www.nadaizumi.co.jp/
 奥藤商事(赤穂)の「忠臣蔵」


 アメリカでは、数年前から、”sake”の人気が高まっていて、アメリカ人の中にも酒ファンが出来てきました。特に、日本食レストランが沢山あるシアトルは、ニューヨーク、ロサンジェルス、サンフランシスコと並び、酒ファンの多いところで、ワシントン州やオレゴン州にも広がりつつあります。

 ところが、ちょっとお酒が売れ出すと、日本の流通会社が、それっとばかりにアメリカへ日本各地のお酒を持ち込んで、シアトルの日本食関係のグロサリーストアーなどには各種のお酒が山ほど並ぶことになりました。お酒を輸入している業者のカタログをみても、数百のお酒が写真入で載っています。

 でも、実際には、これらのお酒で一般のグロサリーストアーやアメリカン・レストランで扱われているのは、ほんの数種類、いや皆無に近いんです。なぜ、このようなことになるかというと、アメリカ国内でのマーケティングが十分になされていないためです。

 良い酒を造っている蔵元(つまり酒の醸造所)は、ワインや地ビールと同じく、小さなところが多いため、十分にマーケティングのノウハウ、人材、そして資金を持っていません。そのため、マーケティングといえば聞こえはいいですが、酒瓶を抱えてあちこちの小売店やレストランへ売り込みに地道に回る必要があります。そのうちに、これらの銘柄をアメリカでブレークさせたいと、もう、4年以上もこんなことをしているんです。まあ、それももうすぐと楽観していますけど....

 この日は、サンフランシスコから来たRisaという学生インターンを連れて行きました。ポート・タウンゼントでは知り合いの市役所職員と会って少し話をし、その後、彼女に市議会を案内しました。写真で彼女が座っているのが議長席。右手に持っているのは、議長が使うギャベル(gavel)です。日本で議長席に座って、ギャベルを叩くなど、「もってのほか!」でしょうけれど、アメリカでは州議会でもごく普通のことです。こんな経験をした学生や小さな子供が、将来、本当に議長席についてギャベルを叩くことがあるかも知れないですね。この辺りが、アメリカ民主主義の基本にあるような気がします。


 帰り道、ベンブリッジアイランドからシアトルまでフェリーに乗りました。この日は満月(多分)で、船上では、夕暮れの中に輝くダウンタウンが見えました。

2 comments:

Anonymous said...

お酒の売り込みをしているのですか。
マンハッタン、ニュージャージー州北部では、日本酒の浸透は著しい現象でした。
好きなひとは値段が張るものでも、気楽に飲んでいました。
個人的にはアルコール大好き人間ですので、アメリカでのSAKEの普及に大賛成です。



sakura

Ginn said...

Sakuraさん、

お酒大好きですか。まだ、連邦政府の輸入許可が下りていないんですが(申請はしています)、正式に入れれるようになったら、お持ちします。

楽しみにしていてください。