Wednesday, February 9, 2011

第28回ワシントン州高校生日本語スピーチ&スキットコンテスト

私が勤める事務所では3月25日(金)午前8時から第28回ワシントン州高校生日本語スピーチ&スキットコンテストを開催します。会場はシアトルの隣町にあるショアラインセンターです。アメリカの高校生たちが一生懸命勉強した日本語で自分の将来の夢などを語り、日本での日常生活の一こまを寸劇で表現するのを聞いたり、見たりすると、日頃英語で苦労している私には彼らの努力がよく分かりますし、とても楽しく、かつ勇気づけられるものです。

このような機会は日本ではほとんどありませんので、日本の中高生たちにも是非見てもらい、日本語を学ぶ高校生たちと交流してもらいたいという願いから、今年はじめて「中高生のためのフレンドシップ・エクスチェンジ7日間」というプログラムを作って日本でも参加者を募集しています。 春休みを利用して参加してもらえればと願っています。

http://travel.nittsu.co.jp/training/seattle/index.html

  このコンテストは、過去1000人を超える参加者を誇る北米最大級の日本語スピーチ・寸劇のコンテストであり、日本語学習者の中でも上級者をさらに支援するために開催されています。昨年は112名が参加し、500名以上が来場しました。
  米国では金融危機以降、財政難のため、日本語教育プログラムの廃止、縮小が相次いでいます。ここワシントン州も例外ではありませんが、幸い、在シアトル日本領事館、国際交流基金、日本シアトル商工会のサポートをはじめ、熱心な日本語教師の方々の活躍により、今年のコンテストには120名以上の日本語学習者が参加する予定であり、参加者は年々増加傾向にあります。

さらにうれしいことには、姉妹州であるワシントン州政府から今年はじめて寄付をもらえることになりました。今までにも賞品の本に知事のサインやメッセージをもらっていたのですが、経済的な支援をもらえるのは初めてのことです。ご承知のように、ワシントン州は財政的に非常に厳しい状態にあります。そのような中での経済的支援はこれを決定してくれたワシントン州知事公室でも色々と努力いただいたと感謝しています。少ない予算を割り当てる場合、日本でも同じですが、なぜ、HBCCに支援するのか?あるいは、なぜ日本語スピーチ&スキットコンテストなのか、他のアジアやその他の言語によるコンテストにはどう対処するのかなどさまざまな議論があったことは推量するに困難ではありません。公式な支援として、この寄付以外にも、州政府の印章(Washington State Seal)の使用が許可され、グレゴア知事のビデオメッセージも当日届けられる予定です。 

スピーチ&スキットコンテストのウェブサイト:http://www.hyogobcc.org/speechandskit/

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