今日はレーバー・デーの休日で、先週末からの三連休最後の日です。夏最後の三連休を毎日ブログ書きに費やしているのはなんとも味気ないと思いつつも、せっせと書いています。
昨日はちょっと堅い話を書きましたので、今日は午後のひと時をコーヒーでも飲みながらお過ごし下さい。
オリンピアの隠れた名品の一つに、バドーフ & ブロンソン珈琲焙煎社の珈琲があります。この会社のブランド名は、ダンシング・ゴート(Dancing Goat)と言います。踊る山羊です。
なぜ、ダンシング・ゴートなのか。それはコーヒーが発見された由来から来ています。
昔、エチオピアの高原にカルディー(Kaldi)という山羊飼いがいました。ある日、彼の山羊が興奮しているのに気づきました。山羊の興奮は夜になってもおさまりません。彼がその理由を調べてみると、山羊が高原になる赤い木の実を食べたためだということが分かりました。興味を覚えたカルディーが、恐るおそるその赤い実を食べてみると、気分爽快になり、頭もすっきりとする気がしました。そこでカルディーは赤い実を持って修道院に行き、この不思議な話を僧に話しました。僧たちも食べてみると、やはり気分がさわやかになりました。夜も眠気に邪魔されず、修行に励むことができるようになりました。やがて、この修道院は「眠らない修道院」として有名になり、コーヒーが世界中に広がっていったそうです。
ここで問題です。コーヒーを最初に見つけたのは誰でしょうか。カルディーというのが一般的な答えです。でも、それは人間の勝手な答え。山羊さんが怒るでしょう。「赤い木の実を見つけて、ずっと前から、コーヒーパーティを開いてたんは俺たちやで」と。そうなんです。コーヒーを飲んで楽しく踊る山羊さんに、コーヒー発見の敬意を表して命名したのが、ダンシング・ゴートというブランド名です。
バドーフ & ブロンソン珈琲焙煎社です。向かって左へ回ってください。
テースティングルームへの案内とテースティングルームがあります。
テースティングルームの内部です。ここではパネルにあるすべてのブランドを試飲することが出来ます。気に入らなければ買わなくても構いません。でも、美味しいからついつい買ってしまいます。お勧めは、独自ブレンドの「ダンシング・ゴート」です。
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