Sunday, September 16, 2007

停電です!

 ブログの下書きをしていたら、突然の停電しました。外は風もなく、穏やかな良い天気なのに。原因不明です。今、家中のローソクをつけたところです。

 近所の様子を見に外に出てみると、私の家があるブロック全体が停電のようで、隣のジェリーが携帯電話で、サウス・ピュージェット・サウンド・エナージー(電力会社)に電話していました。家の中では、次男の(幼稚園)ジャスティンが、「ホテルに行こうよ。テレビ見てたのに、アニメ見られへんようになったやん。ディズニー(チャネル)が見れへん」と言ってました。あ、もちろん英語でです。でも、私にはこう聞こえたんです。関西人ですから。(笑)  アメリカで暮らしてみて、「日本とちゃうなあ」と感じることのひとつに停電があります。毎年1回か2回はあります。普通は嵐や大雨で木が倒れて、電線を切るのが原因ですが、今日は別です。ラクーン(あらいぐま)が木に登って電線を噛み切ったのかもしれません。鹿が木に登るはずもないので。

 オリンピアで暮らし始めて、初に停電になった時は戸惑いました。まず、家に懐中電灯が一本もない。車で懐中電灯やローソクを買いに行こうにも、ガレージは電動式ですから、電気が止まると開け方が分からない。(実際は、フックをはずすと手動で開けることが出来るのですが、その時知らなかったんです。)結局、電気が戻るのを待っていたという経験がありました。その時になってはじめて、何故、アメリカの家庭ではあちこちにローソクが置いてあるかわかった気がします。あれはおしゃれとか装飾とかいった意味の他に、実際的な必要からなんですね。ローソクがなければトイレにも行けませんから。まあ、このような話はオリンピアでだけの「真理」なのかも知れませんが。

 停電で困るのは、ほとんどのものが電気で動くようになっていることです。暖房も電気センサーで動きます(この辺りでは冷房を入れている家庭はあまり見かけません。夏でも涼しいからです。でも、最近は気候の温暖化でクーラーを入れる家もありますが。もちろん、わが家にはありません)わが家のボイラーとレンジはガスですから、電気が止まっても、お湯は出ますし、レンジも使えます。隣もうちと同じで、お湯ぐらいガスで沸かせますし、暖房を入れなければならない程には今日は寒くないですが。暖房もガスですが、電気でコントロールしているので、停電の時はさむ~い部屋で毛布をかぶってふるえることになります。石油ストーブといったものがないし、ガスストーブも日本のように良いのがありませんから、全部のシステムに電気を使っている家庭ではまったく何も使えなくなり、隣のジャスティンがいうようにホテルに避難しなければならなくなります。昨年暮れの嵐による大停電の時がそうでした。1週間も停電したのですから。あの時は、発電機が飛ぶように売れました。私は家の中でキャンプ生活をしてました。まさか、家の中でテントは張りませんでしたが。

 パソコンの電池もなくなって来ました。この辺りで保存しておきます。インターネットアクセスもできませんので、このブログのアップは電気が回復してからになります。

 あ、熱帯魚の水温が下がるかもしれないからお湯を沸かさなければ。ホント、電気は便利ですが、なければ不便なものです。

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