Saturday, May 16, 2009

ポート・エンジェルス(A small world! ①)

 ポート・エンジェルスにあるペニンシュラ・カレッジ(Peninsula College)へ行ってきました。この夏に「ひょうご大学連携推進協議会」(長ったらしい名前なので、私は、英語名を略して、「ヒョウゴ・ユニコラボ」Hyogo Unicollaboとか「ユニコラボ」Unicollaboと呼んでいます)が実施するプログラムの打合せのためです。この海外派遣プログラムの中の「Phase Ⅱの問題解決型プログラム」で教えてもらう英語のインストラクターについての相談に行ってきたのです。

 このブログにもリンクを張っています。右欄外の「ネットワーク」の一番上にある、「Hyogo Unicollabo」をクリックするとこのプログラムのサイトへ飛んでいきます。

 オリンピック半島は晴れ。オリンピアから例によって、トコトコとRoute 101を北上して行きました。今回は、地図をつけました。ピンク色の線がその時のコースです。

 余談ですが、地図の右上あたりに赤の×印がついているところが、フード・キャナル・ブリッジです。シアトルからこの半島へ行くには、フェリーでベンブリッジ・アイランドかキングストンへ渡ります。タコマ辺りからだと、ナロー・ブリッジという橋を渡ります。どちらのルートも地図で分かるように、オリンピック半島の右端部分を通ります。ところが、この右端部分は、八手の葉のように、根元で半島本体につながっていますが、先の部分は海峡で隔てられています。そのため、シアトルからでもタコマからでも、この海峡を渡らなければ、半島の主要な町へは行けないのです。この海峡がフッド・キャナル(海峡)で、そこに橋が架かっているのですが、これが使えないとなるとオリンピアまで南下して、その後、Route 101を北上しなければなりません。シアトルとオリンピアの距離は60マイル(100キロ)ですから、200キロも余分に走ることになります。神戸から京都へ行くのに、瀬戸内海ルートが使えないから、日本海ルートまで兵庫県を縦断して、丹後半島のつけ根から京都へ入るようなものです。こんなことって、日本では絶対ありえないですが、前も書いたように、アメリカではショッチュウありえるのです(笑)。

 閑話休題。オリンピアからポート・タウンゼントとセクイムにはどちらもちょうど100マイル(160キロ)、ポート・エンジェルスまでは120マイル(192キロ)です。今回は、休憩なしで走りましたが、それでも約3時間かかりました。

(上の写真は、ペニンシュラ・カレッジ駐車場からポート・エンジェルスの海を眺めた景色です。大学は丘を背にしてキャンパスが広がり、駐車場の前は、道を隔てて高級住宅地になっています。)

 ポート・エンジェルスの山手にあるペニンシュラ・カレッジの駐車場へ車を停めて、教えられていた目印の時計台(Clock Tower)を探したのですが、それらしい塔が見あたらないので、通りかかった女子大生に場所を聞くと、自分もそちらの方へ行くから、一緒について行ってあげる、と言ってくれました。話しながら歩いていて、何気なく、ポート・エンジェルスの出身かと聞くと、なんと、マカ居留地の出身だというではないですか。マカは今回のプログラムで予定している場所ですし、友人たちもいます。で、その中でも、先日神戸へ行って説明会でマカのことを話してくれた、ライランド(友人の中で彼が一番若いので、彼女の歳に近いと思ったもので)という友人の名前をいうと、彼とは従兄妹だというのです。おばあちゃんが一緒で、お互い身近に育ったとのことでした。広いポート・エンジェルスの町の大学で、それも駐車場で出会った唯一の学生が、私の友人の従兄妹だなんて、まさに、「世間は狭い」(It’s a small world.)です。 (続く)

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